設置について
振動に対する留意
感温部が振動している場合、「指針が小刻みに震える」等の現象が起こります。
この状態を放置しておくと温度計の各部品が摩耗し破損します。
最悪の場合、感温部や保護管が折損し、被測定物が外に漏れ出したり、
脱落した部品が設備を破損させる等、重大な事故の原因になります。
「指針が小刻みに震える」等の減少が確認された時は
放置せず速やかに製品を設備から取り外し、適切な対策を行って下さい。
周囲温度対策について
周囲の温度と被測定物の温度に差がある場合、
周囲温度の影響で測定誤差が生じる場合があります。
そのような現象に対しては図に示す様な方法で設備を保温し、
放熱又は吸熱を抑制して下さい。
配管への施工時における保護管の長さについて
凍結環境で使用になる場合
被測定物の温度が氷点下(摂氏0℃)以下になる場合は、
温度計内部の凍結により製品が破損することがあります。
凍結環境で製品を使用になる場合は、
屋外仕様の製品を選定されることをお勧めします。
なお、稀に屋外仕様の製品でも内部が凍結してしまう場合もございますので、
その様な時はシリコンオイル入り仕様(特殊対応)を選定されることをお勧めします。
ADS75・ATS75・ATS100 をご検討・ご使用されるお客様へ
当社製品である屋内用ステンレスケース(ADS75・ATS75・ATS100)をご検討、
またはご使用いただきありがとうございます。
上記温度計の風防材質はポリカーボネートです。
一般環境(-5~45℃)でご使用いただく場合は問題はございませんが、
周囲温度が200℃以上の場合、風防変形の恐れがございます。
周囲温度には十分ご配慮いただきます様、お願いいたします。